土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
去年の今頃。
2012-11-18-Sun  CATEGORY: 入院・手術・闘病
今日は文体を変えます。

 今、体調も元通りに回復して元気に生活しています。

しかし、約1年前の「11/16」大腸がんの摘出出術を受けました。

 どういう手術かというと、へそから2センチぐらい右側を12センチほど縦に開腹し、盲腸部にできた悪性新生物、いわゆる「がん」の部分を中心に上行結腸の半分ほどを切除し、回腸と切除した大腸を縫合し、「がん」が転移していた周囲のリンパ節を郭清するというような手術でした。この術式は「標準治療」といわれているみたいです。

  盲腸ガン


「がん」は国民の二人に一人が「がん」に罹り、三人に一人が「がん」で亡くなるという、どこにでもある疾患です。いつ、なんどき、誰がなっても不思議ではない疾患です。   
加齢とともに増加しているので「老化現象」の一つだと云われる医師もいます。

なかでも大腸がんは、食生活など社会様式が欧米化してきた影響からか、近年は増加傾向が続いています。グラフに表すと、ずっとトップの地位を守っている「胃がん」は下降が続いています。やがて「大腸がん」のラインと「胃がん」のラインが交差し、逆転してしまうかもしれません。

 グラフがん


大腸がんの検診は、便の潜血反応がよく行われています。潜血反応で陽性を示すと精密検査(内視鏡、注腸検査、CT撮影)が行われます。

 潜血検査は簡便でいいのですが、100%わかるものではありません。私の症例のように盲腸部に生じた腫瘍は、よほど大きくならないかぎり出血はしないと思われます。小腸から盲腸部、上行結腸あたりまでの消化物は、ほとんど液状なので、通り道がふさがらないかぎり、スムーズに流れていくと思われます。

「大腸がん」は、自覚症状でもあればいいのですが、私の場合、自覚症状は全然現れませんでした。
私のは、大腸断面の三分の二ぐらいまで成長していました。
がん画像

 
 医師から「これは5年や6年ぐらいのものではありませんよ。自覚症状はありませんでしたか?」と聞かれました。
健康診断のメニューに便の潜血検査が加わって以来ずっと陰性でした。そして、快食快便、健康そのものでした。
ということは、かなり昔、本人の全く知らないところで、何らかのきっかけで一部の細胞が突然変異を起こして「がん化」し、2から4倍、4から8倍、8から16倍と増殖し続けて、静かに「がん化」が進行していたのだと思われます。

 見つかったのは、定期健診の潜血検査で陽性と判断され、内視鏡検査に進んで確認されたわけですが、腫瘍からの出血というより、横行結腸にあった何個かの良性のポリープからの出血であった可能性が高いと思われます。

 普通の細胞ががん化したのが「運」なら、早期発見されなかったことも、発見されたことも「運」だと思います。

 全体として「運」がよかったのです。

 もし、ポリープからの出血がなかったら、知らぬ間にステージ4まで進展して、もっとやっかいな事になっていたかもしれません。

 ステージ 生存率


 こういった腫瘍を早期に発見するには、便の潜血反応だけでなく、内視鏡などの精密検査も併用するのがいいのかもしれません。早期に発見すれば、内視鏡だけで除去することができます。また、転移する可能性も低くなるので、いつ再発するかわからないと「はらはらどきどき」する必要も無くなります。

人間がすることですから、胃カメラと同じに大腸内視鏡検査もリスクは伴います。

 内視鏡検査がいいのか、そうでもないのか、医師ではないので本当のことはわかりません。
 私は、五十歳ぐらいになったら、内視鏡検査を受けてみるのも「いい事ではないか」と思います。

 私は、はじめて自分の大腸の中を見たとき「きれいだなあ」と感じました。


 なお、私の経験では、大腸内視鏡検査は、健康保険適用で5,500円前後、これに腫瘍の生検が加わったりすると10,000円程度です。

 いくら健康そのものでも、自覚症状、他覚症状などないまま、静かに進行することがあります。早めの検診と日頃の健康管理(喫煙、肥満、多飲、運動不足にならないよう)が、今になって、必要だったと思っています。


 

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明日。
2012-11-13-Tue  CATEGORY: 入院・手術・闘病
 
 明日は術後1年目の大腸内視鏡検査が予定されている。朝から夕方まで一日がかりになる。

 内視鏡検査は通算三回目になる。三回目といっても、こればかりは何回やっても慣れない。

 思えば、ちょうど1年前の明日は、はじめての入院生活の初日だった。

 当時は、がんについての知識など全くなくて、あれよあれよという間に過ぎ去っていったという感じだ。

 今は、違う。

 たいしたことはないが、知識も増えた。
 手術も、入院も、抗がん剤治療も、身を持って体験した。
 この一年間、たくさんのことを学んだし、考えることもあった。

 デメリットばかりでなくメリットもある。

 内視鏡検査そのものは、不愉快なのでイヤだが、大腸の内部がその後どうなっているの自分の目で確認してみたい。
   
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抗ガン治療
2012-11-10-Sat  CATEGORY: 入院・手術・闘病

今日は、宮崎市まで家人を横に乗せて兄の見舞いに行ってきた。
 突然、右足に力が入らなくなり、病院で全身を診てもらったら、腰のヘルニアだったとか。
 手術をして、よくなっているようである。

 


突然、 話は変わる。

 以下、個人的な今年の春頃の記録である。


3/22/2012(木)晴天
朝の外気温10℃
今日は2クール目の抗がん剤治療を受けてきた。点滴痛は、1クールの時ほどではないが、左腕全部がしびれている。

1クールのときよりも、きつい。
家の中でも手袋をして、床を歩くときはスリッパを履いていないとビリビリする。
食欲はあるが、悪しんがする。
両足が太ももの箇所から鈍痛があり、フラフラする。
頭の中も、ボーッとしている。
冷たい水、いや普通の温度の水も、のどを通過するときは、のどにピリピリ感がする。多分、体温との低い温度差に弱いのだと思う。
そして、今日の点滴と薬代、あわせて約8万。保険がきいて8万円だ。

「もう、だいぶ良くなりましか」と聞かれる人がいるが返答には困ってしまう。抗がん剤の副作用できつく、体調は悪くなるばかり。でも、もしかしたら、全身に回ってしまっている悪性新生物を退治してくれているのかもしれない。


3/24/2012(土)晴天
今日は社休日。稼働している現場ばかりだが抗がん剤の副作用が今回はきついので休んだ。
 昨日は、3時過ぎから早退した。しろくじちゅう、めまいに襲われているようで、帰宅したのだ。

 抗がん剤の治療は、私の場合は予防的な治療なので、癌細胞が縮んだ、消失したという成果はわからない。ただ、今後の検診で他の臓器や同じような場所にガン細胞が再発してくるのを抑えるために治療している。5年以内に再発しなければ、完治に近いものとなる。
ひなたが朝刊を読んでいる私のそばに来て「じーちゃん。春がきたよ。だって、鶯の鳴き声が聞こえたきたもん。」という。
そうか、うぐいすの初音か。「ふーん、ほーほけきょと鳴いていた?」
「うん」

頭の中のフラフラ感はすこしよくなったようだが、両足のふくらはぎが痛くてうまく歩けない。足裏、指先が感覚異常。手袋とスリッパは必定だ。
それと、今回は、排尿するとき尿道の先端近くに痛みが走るのも、困りものだ。
まだ、点滴の副作用が続いているのだろう。

高校野球、鳴門が一回戦を勝利した。いい、試合だった。ヒット数は洲本高校が多かったが、少ないチャンスをものにして10回裏に逆転で勝った。

・・・・・と、弱音が書いてある。

白血球のデータ。

白血球

赤血球のデータ
赤血球

 「きつい」はずである。

 白血球が低下していたので、風邪をうつされないようにマスクをしていた。

 グラフは、省くが、このほか化学療法中に大幅に変化するのは、私の場合は「GPT(肝機能)」「総コレステロール」「LDH(肝機能)」「総タンパク」「HDLコレステロール」「LDLコレステロール」などの値が大幅低下した。
 血糖値、血小板、ガンマGTP、腎臓機能、などは、正常で、いつもと同じであった。


 この「治療??」を4クールやってから、医師から、当分の間、やめましょうといわれて、現在の体調は、ほほ、回復している。


 もし、再び、抗ガン治療をやりますか? ・・といわれたら「考えさせてください」と答えると思う。




 
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マーカー
2012-11-01-Thu  CATEGORY: 入院・手術・闘病
今日の午前中は、定期検診のため病院に行ってきた。

 正直にいえば検診結果には「期待」と「不安」の両方があった。

 「腫瘍マーカー」の数値がどうなっているのかだけでなく、マーカー以外の数値にも興味があった。
  例えば、白血球などの数値が、どうなっているのか。肝機能はどうなのか・・と云った具合に。

 化学療法の副作用は、血液検査結果に如実にあらわれる。個人差はあると思うが、自分の場合は「白血球数」「赤血球数」のほか肝機能の数値やコレステロール値が、かなり減少していた。
それが、どうなっているのか。

 結果、白血球、赤血球、肝機能、コレステロール・・。ほぼ、元通りになっていた。

 腫瘍マーカー(CEA値)の変化

CEA
 
 基準内に低下しているようだ。
 
 こういった数値は、体調や年齢などにも左右されたりするし、基準を大幅に越えているわけでもない。
 要は、単なる目安に過ぎないので一喜一憂しても仕方ないと理解はしているが、患者にとっては、大事な数値なのだと思う。

 

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このごろ
2012-05-10-Thu  CATEGORY: 入院・手術・闘病
 今朝も、快便、快腸。二日間続いて、夜中に目が覚めて水を飲むことも、小用に起きることもなかった。

 抗がん剤の副作用は、点滴を受けるたびに、赤血球、白血球の減少とともに「痛み」「不眠」「しびれ」「貧血状態」「疲労感」など「きつさ」が増し、悪くなっている。

 しかし、その一方で、体そのものは術前の状態に回復していこうという強い意思が垣間見えたりする。

 人間の体、いや「命」というものはネバーギブアップであり、凄いなあと実感しているところである。

 これも、こういう状況になってはじめて分かったことのひとつだ。
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