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土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
労災かくし
2008-12-15-Mon  CATEGORY: 建設
  日経コンストラクション2008.12-12に目を通した。

「労災隠しが過去10年で最多に」という記事があった。

労災隠しは犯罪。

 「隠し」が増加している背景は、公共工事の減少と入札制度改革、そして民間の不況、そういった諸々のものがあると思う。

 しかし、多分、直接的な原因は、発注者の厳しすぎる(・・と思われる)ペナルティだと思う。

 些細と思われる事故・災害でも、原因が受注業者だけの責でないものでも、発生したら「指名停止」「工事成績評価点の減点」などの処置が行われる。この厳しい環境の中で、指名停止や工事成績の低い採点などは、それこそ各・建設会社の死活問題になってくる。

 事故や災害の理由を追求していくと、いろいろな要因が複雑にからみあっていて、原因は「コレだ」というような、単純な事故は少ないと思う。

 すべて「誰か」の原因にしなければ納まらないような仕組みを再度見直す必要があると思う。

 たしかにあまりにも、杜撰な安全管理や、とんでもない事例もあると思う。

 しかし、一生懸命に安全対策をしていても、事故や災害をゼロには、なかなか出来ないのが実情だ。

 本当に、事故や災害をゼロにしたいのであれば、どんな些細な事故や災害について、トラブルが発生するまでのプロセスや背景、そして、事故の直接的な要因などを調べて、分析して、さらに、それらを周知するなどの再発防止や予防処置を行うべきだと思う。

 事故や災害が起きたら、こぞって報告し合う、そういうシステムが必要だと思う。

 そのためには「事故発生=厳罰」はやめるほうがいいと思う。

 こういう事件での「罰」は報復の「罰」でなく、再発防止のための「罰」なのだから、はじめから罰ありき、では、労災隠しは、増える一方ではないか、と思う。

 もちろん、あまりにも杜撰な安全管理については、厳罰もやむなしと考える。



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