FC2ブログ
土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
子供の頃。
2009-04-20-Mon  CATEGORY: 未分類

  私の家には、物心着いた頃から水道がひかれていた。

 母が、ご飯を釜土で炊いたり、汁物をこさえたり、団子をふかしたり、たらいに水をたたえて洗濯するのも、1つの蛇口でまかなっていた。

 夏になると、水道の水は生温かくなる。鉄管が太陽の直射日光を受けてお湯になって出てくる。

 夏は、やはり冷たい水が飲みたい。

 当時は、冷蔵庫を持っている家など、ほとんどなかった。大きな呉服屋さんだとか、お医者の家ぐらいにしかなかった。

自分たちは、冷たい水が飲みたくなったら、井戸水を汲みにいった。

 薬缶をさげて、ご近所の逢坂さんの井戸に水を汲みにいく。逢坂さんの井戸は、近所の人たちが、自由に使っている。

 つるべを下に下ろして水を汲み、片方のつるべを引っ張って、引き上げる。水桶にまんまんと、冷たくて清浄な水が汲まれて上がってくる。これを、アルミ製の薬缶に入れて、持って帰る。家に着いた頃には、薬缶の表面が結露するほど、実に、冷たい水が飲めるのである。

渡辺ジュースの素をガラスコップに入れて、薬缶から冷たい水を注ぐ。かき混ぜて飲む。または、カルピスを5倍に薄めて飲んだりしたものだ。

 井戸は、真夏の風物詩のひとつである。

 今は、地下水汚染とかで、なんの心配もしないで、地下水を汲めなくなってきている。
 
 時代とはいえ、困ったものである。


 写真は、美馬町の親戚の井戸。つるべ式でなく、天秤の要領で水を汲む。


昔の井戸
スポンサーサイト



ページトップへ  トラックバック0 コメント0
<< 2009/04 >>
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -


余白 Copyright © 2005  日々(いや、気のむくままに)読み書き. all rights reserved.