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土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
埴生の我が家。
2010-10-26-Tue  CATEGORY: 貞光町
午前5時30分起床。晴れ。外気温17度の朝。 
 
 今朝は、炊きたてご飯、豆腐とワカメと里芋のみそ汁、納豆と海苔、ミョウガ、食べるラー油、濃茶をいただいた。

昨夜は、ひなたが急に高熱を発してたいへんだった。夜中に体温を測定したら39.8℃。

今は、平熱にだんだんと戻っているようで、いつもの元気を取り戻しているので一安心。


 
埴生の宿。

「埴生(はにゅう)」とは、「粘土性の土の雅語的表現」で、「埴生の宿」とは「土で塗った、みすぼらしい家」のこと、をいう。



■雨漏り

今は「雨漏り」と聞くと、「ええーっ」と愕然とするが、子供の頃は、雨が降ると雨漏りがするのは、ごく普通であった。

強い雨が降りはじめる。しばらくすると畳の上に「ぽたっ」と水滴が落ちてくる。あわてて洗面器やバケツを取りに行き、水滴が落ちてきた場所に据える。このとき、古新聞紙やチラシなどを斜めにたてかけておく。すると、水滴が洗面器の底に当たって跳ね返っても外に飛沫が外に飛び出さなくなる。
じっと耳をすましていると、雨の音にまじって天井板の裏側からも「ぽたっ・・ぽたっ」という音が聞こえてくる。でも、あまり、いい気分の音ではない。

雨漏りのやっかいなのは、水滴が落ちる場所が移動することだ。天井や梁を伝わって、いろいろな場所から落ちてくる。予測するためには、天井を眺めているしかない。

■傾斜

 家が古くなると、地盤沈下などではなくて根太や壁が腐るかどうかして、家が傾いたり、家屋全体が変形してくる。
百間長屋チルト

 我が家の場合は、北側に傾いていた。元々が養蚕小屋のために建てられたものなので、頑丈には作ってなかったのかもしれない。

二階にある私の部屋の南の窓すれすれに敷いてある万年床は一週間ぐらい放っておくと、自然と両の足が北側の土壁にくっつくぐらい傾いていた。そのたびに敷き布団を南側に「ずっ」と引っ張り上げたものだ。
敏のコーラなどは、床におくと倒れやしないかと気を使ったものだ。

■家の中に雪が降る

冬になると、昔の貞光は、雪が降った。ひと冬に数回程度の積雪もあった。
貞光の積雪。


ある夜、寝ていたら、顔に冷たいものがかかった。
「おっ、何だろう」と白熱電灯のスイッチを入れて、横になったまま上を見ていたら、ひとひら、ふたひらと白いものが舞い落ちてくるではないか。

「もしかして、雪が降っているのか」

 跳ね起きて、頭元の障子と雨戸を開けると、室内の明かりに照らされて、雪がどんどんと暗い空から降ってくるのがみえた。

  「おっ、明日は学校休みだ」

 我が家の二階部分は、天井が半分しかなくて、ちょうど、私の布団の真上は、そのまま屋根だった。多分、屋根の隙間から、雪が入り込んで舞い落ちてきたようだった。

「埴生の宿」
♪ 埴生の宿も わが宿
玉のよそい うらやまじ
のどかなりや 春のそら
花はあるじ 鳥は友
おお わが宿よ たのしとも たのもしや

ふみよむ窓も わが窓
瑠璃の床も うらやまじ
きよらなりや 秋の夜半
月はあるじ むしは友
おお わが窓よ
たのしとも たのもしや



 いくら古くなって、傷んでも、我が家にまさるところなし、である。

 

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