炊き立て御飯、豆腐とわかめと大根と椎茸のみそ汁、大根おろし、納豆と海苔をいただいた。
今朝の空。しののめ。

今日も、昨日と同じように、日中は気温が上昇し、20度まで上がった。
高校生の頃、授業で「計算尺」を習った。使い方は忘れてしまっているが、一応、計算尺検定は2級ということになっている。
でも、現実の社会に出たら「計算尺」を使う場面など皆目なかった。計算尺では、近似値しか求められない、という理由だと思う。実務で求められる数字は「近似値」ではなかった。
その代わりに、覚えざるを得なかったのは「算盤」だ。足し算、引き算、掛け算を一生懸命に練習した。足し算と引き算は、それなりに、実務として使えるようになったが割り算だけは出来なかった。
胸のポケットには、小型の算盤をいつも入れて歩いていた。
当時も、計算機もあった。手回しの計算機だ。
今も、家の中を探し回ると、錆だらけのタイガー計算機が出てくるかもしれない。
三角関数の真数表を引きながら、ハンドルを回してトラバースの計算をしていた。
次は、電気式の卓上計算機。高価なことから、会社に1台しかなかった。
そうこうしているうちに、ポケットに入る電卓が出てきた。算盤は見捨てられて、どこかにいったままになった。
算盤と電卓が一緒になっていたのもあった。
ついで、関数電卓。これで、真数表や対数表は要らなくなった。便利だなあと思った。
それでも、ポケコンが出るまでは「クロソイドポケットブック」をパラパラとめくりながら、道路中心線の計算をしていた。
その後、プログラム電卓が出てきた。算式を代入できる便利な器械だ。これをはじめて購入した当時は、その早さと便利さに感動したものだ
ポケコン。
そして。。。。。パソコン。
PC8001、MZ80・・・・・・・・今は、ThinkPad。
計算尺や算盤を使っていた「私」から見ると、計算機は、驚異の進歩を遂げている。コンクリートの温度ひび割れの解析計算など、手計算では出来ない。それが、今や2~30分もあれば、解析結果がシュミレーションできるではないか。
しかし、と思う。
便利になればなるほど、仕事量は、等比級数的に増えていく。ストレスも比例して増える・・・・。反対に、頭髪の量は、減るばかり・・・だ。
「便利」や「進歩」を得る代わりに、失うものもある。