土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
イケベ リョウ
2012-06-04-Mon  CATEGORY: 映画
池部良さんが亡くなられたのは、一昨年のことで、92歳だったとか。

 はじめて「イケベリョー」という名前を知ったのは小学生の頃、父に連れられて貞光劇場で見た東宝映画「宇宙大戦争」だった。

 地球侵略の宇宙人を撃滅する主人公の「イケベリョー」という名前を覚えた。

 その次は東宝映画「妖星ゴラス」での地球を救う科学者の役が池辺良であった。
妖星ゴラス


 ところで、惑星が地球に衝突することが予想される場合の対策としては①他の天体に移住する②衝突しようとする惑星を破壊する③衝突しようとする天体の軌道を変える・・という対策が挙げられるかと思う。事例としては、メテオ、アルマゲドン、ディープインパクトといった洋画がある。

 しかし「妖星ゴラス」における対策はそのどれでもない。
 
 妖星ゴラスは、地球そのものを移動させて衝突をかわす、という奇抜な方法をとる。
南極にロケット噴射口を設置し、地球そのものを大移動して天体の衝突を避けるのだ。

 ロケット噴射口の工事途中、唐突にセイウチ怪獣「マグマ」が出現して暴れまわる(無意味なシーン)など、サービス精神も旺盛で、驚かせてくれる。このとき、後にTVウルトラマンで活躍する科学特捜隊のビーグルジェットが初登場して、怪獣マグマを退治しているのもおもしろい。

 映画は、ゴラスが地球に衝突する寸前に地球が移動して衝突を免れることができた。しかし、質量が地球の6000倍もあるゴラスが地球をかすめることにより、地震・暴風雨で地球は大きな被害を受けるが、直接衝突が避けられたことで大円団をむかえるのだ。

 最後に、科学者池部良が「さあ、これから、地球を元の位置に戻すのは大変だぞ。北極にロケット噴射基地を造るのは南極よりも難しい。何しろ海の上だからなあ」と、北極基地プロジェクトがはじまるところで「終」となる。

 その後、東宝特撮映画における我がヒーロー池部良は、いつのまにか東宝からいなくなってしまった。

 しばらくたってから、池辺良は東映の昭和残侠伝に登場してきた。
唐獅子


 再びまみえた池部良は、東映の任侠映画で、ストイックな義理と人情の世界を演じてくれた。
「人斬り唐獅子」の雪の中を高倉健の花田秀次郎と池部良の風間重吉が敵地にむかって歩いていくシーンで、風間重吉に扮する池辺良が「兄弟、生まれたときは別々でも死ぬときはいっしょだぜ」は、今も印象に残っていて、ぜんぜん気障に聞こえない。

 ところで、「義理と人情」という言葉を目にすると、古臭いとか、やくざ社会とかを連想させる。
でも「義理と人情」は、昔のおおかたの日本人がみんな持っている心情だと思う。

 義理を 公(パブリック)。人情を 私(プライベイト)と置き換えてもいいかもしれない。

♪ 義理と人情を秤にかけりゃ
義理が重たい 男の世界

  ・・・・・・・とか、

♪ 時世時節は 変ろとままよ
   吉良の仁吉は 男じゃないか
   おれも生きたや 仁吉のように
   義理と人情の この世界


例えば、昔お世話になった方が困っていた場合、助けてあげたいと誰しも思う。当たり前の心情だ。義理と人情は、今も、残っていると思う。
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