土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
ふと、思い出した。
2012-12-04-Tue  CATEGORY: 貞光町

数年前、貞光町を訪ねたときの話。

故郷に行くのに昔の写真を持参した。50年前と現在の比較写真を撮りたかったのだ。でも、思うようにはいかなかった。

で、仕方ないので、写真に写っている人物や本人の関係者を探して、届けることにした。


まずは「しーちゃん」。一つ年上の女の子である。多分50年ぐらい会ってない。
調べてみると、今も町に住んでいる様子だ。
ご自宅を探して訪問した。

ピンポーン。

玄関の戸がガラガラと開いた。顔が見えた。昔のしーちゃんの面影が少し残っている。

私は挨拶も省略して・・・

「しーちゃん。写真あげる。これは、しーちゃん。これは、はじめ君、りょう君の写真もあるよ」と本人と兄弟の写真を手渡した。

写真を見ながら・・・・・・・

「ええーっ。何で? 何で? 何で知っているの?」
「おれ、おれ」とオレオレ詐欺みたいな返答をする。
「えエーっ? 誰? 」
「わからんとけ? 本当に分らんと? 」と答える。
「うん。わからん」
「ほな、これ見せるわ。コレが俺」
写真を見て「えーっ。のぶ君? のぶ君じゃね」
「やっと、わかったな。そうそう、のぶちんよ」
「うわー、ありがとう」
少しだけ昔話をして、もう、会えることはないだろうと思いながら「ほんなら、また」と後にした。
 

その夜。
「ふみ」に写真を届けるために、元の家に行った。どうせ、居ないけれど家族に渡せば、届けてくれるだろう。
「ふみ」とは同級生の女の子である。

 背の高い子で幼なじみである。
 多分、この辺りだったよなあと、家の前まで行ったら、反対側の真っ暗闇の路地から突然人が現れて、家の中に入ろうとした。
私は、思いきって声をかけた。
「あのー。失礼ですが、ここは、Iさんですか」
「はい、Iです」と私の顔をじっと見る。

「あ、どこかで見た。知っている。ちょっと待って」と私の顔を見て、懸命に思い出している様子。
「あ、あんた、白浦ののぶ君だろ?」
「はい」
「わしは、Iでわ。あんた、知っとる。あんたのお父さんには世話になったし。お兄さんのみきちゃんにも会いたい」

「ふみちゃんの同級です」
「そうよなあ。」
実は、私は、ふみちゃんの兄は記憶にない。でも、向こうは自分の事を知っている。
「実は、ふみちゃんの写真を届けにきたのです」と渡すと・・

「まあー、上がってきない。ちょっとぐらいならいいじゃろ」と私を家の中に連れ込む。

急な来客に、奥さんが手料理をつくってくださり、酒宴になり、熱弁をふるい、酔っ払って帰ったのである。

・・・・・というような事を、ふと思い出したので書いてみた。

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