土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
3年前の記録 ③
2014-11-20-Thu  CATEGORY: たわいのない話。
元気しています。

11/16/2011(水)
晴天。
手術の日。
あれよあれよという間に「当日」となってしまった。昨夜は早めに(10:30頃)に就寝し、朝の4:30頃に小用で目が覚めた。深夜、看護士が見回りに来てくれたのに気が付かないままだったので、ぐっすりと眠れたのだろう。
今日も、あれよあれよという間に、手術室に運ばれ、まな板の上の鯉となり、指示されたとおりに体を動かして、手術されるのである。
手術する側、される側、どちらも大変だなあと思う。あとは、手術が成功し、元のままに生活できるように願いたいだけである。

9:00過ぎ、看護婦長さんが部屋に見えられた。「よろしくお願いします」と挨拶をかわす。
9:40頃、担当看護士が来て、血圧、体温、採血を行う。点滴は、NaClからぶどう糖主成分に替わったみたいだ。

正確には記憶していないが13:00頃に、看護士さんが来て、肩に注射を打たれた。麻酔の効きをよくするとか。

14:00前、パジャマから手術着に着替えて、TVなどでおなじみの恰好にお色直し。

14:00頃。手術がはじまる時間が近づいてくる。お隣りのKさんがお見舞いに来てくれた。家人と二人から、見送られて手術室に。ベッドのまま、運ばれる。
 手術室担当の看護師さんたちに、手術室で引き継がれ、移動ベッドに移される。手術室に運ばれてから、幅の極端に狭い手術台に乗せられる。

ここで、体を左横にして、エビのように丸くするように云われる。
「ちょっと痛いです」といわれ、背中に注射を打たれる。これを硬膜外麻酔という。
 たしかに「ちょっと痛い」。

 そのあと、麻痺した背骨付近に、カテーテルが挿入され、仰向けに寝る。
 頭にキャップをかぶせられ、血圧測定装置、血中酸素濃度測定装置、心電図センサーなどを装着される。
「伊藤さん、今日はどこを手術しますか?」と手術担当看護士さんから聞かれる。
「盲腸部の腫瘍を切除する手術です」と真面目に答える。何か笑いが出るようなことを口にしたかったけれど、気の利いたことも浮かばなかった。そういう余裕はなかったのだろう。

「それでは、麻酔をかけます」といわれる。
「はい。わかりました」

いよいよ、だ。

「全身麻酔とは、意識を失うということ。意識を失うとは臨死みたいなもの。擬似的な臨死体験を得られる絶好のチャンスかもしれない」と、好奇心がもたげてきた。
「よし、意識を失うということはどういうことなのか。意識を失ってしまうまでのブロセスはどんなものか」を克明に記憶し、味わうつもりで「はい、わかりました」と返事をした。

 しかし、次に目がさめたのは「伊藤さん、目を開けてください。手術は無事に終わりましたよ」であった。え、なんだったの?という感じであった。

 走馬灯も大川の流れもお花畑もなにも記憶しないまま、せっかくの貴重な体験はそっけなく終わってしまっていた。

 そのまま、ベッドに移され、病室まで運ばれた。時刻は18:00頃。

 そこで家人たちと対面。私はピースサインをした。

・・・・・ということで、昔の日記はこれで終わり。

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