土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
民事訴訟 
2015-04-13-Mon  CATEGORY: 未分類
元気です。




昔の日記を見ていて、ふと思い出したことがある。

ずいぶん昔のこと、ある民事事件で訴訟された。

ああいうものは、ある日、突然前触れもなく舞い込んでくる。いきなりだ。
中身は、五千数百万円を期日までに支払わないと法的手続きをする、という県外の弁護士からの文章であった。

通知書
前略  早速ですが、当職は◯◯◯の破産管財人として、貴社に対して以下のとおり通知します。

       中略
よって、上記弁済金合計53,---,--0円を本書面到達後一週間以内に当職の下記口座に支払われるよう、請求します。
 本件につき、貴社より上記期間内にお支払、あるいは誠意ある回答がない場合には、法的手続きをとることになりますので、よろしくご了解ください。
  平成〇〇年◯月◯日
      〇〇法律事務所  弁護士 〇〇〇〇



 

書かれている内容に目を通したが、納得できるはずはない。

すぐ、知り合いの弁護士に相談をしに行った。

私の説明がすむと、先生はすぐに「どのくらいで手を打ちますか。半分ぐらいですか」と言われた。

「え?」

最初は意味がわからなかった。

つまり、半額で手を打つような方針で対応していいか、というような意味だと理解した。

こういった民事事件の現実はそんなものかとも思ったが、最初から後ずさりする姿勢はイヤだったし、わかりましたという筋合もない。


「ええっ。イヤです。私は1円も払うつもりはありません」と拒否した。


「それでいいのですか」と、先生。

「はい。それでお願いします」と返答。

「わかりました。なら、それでいきましょう」


 私には、相手側弁護士の主張は、一方的な言いがかりとしか思えなかった。弁護士としての仕事かもしれないが、理不尽ではないかと思った。

相手の弁護士は、当時、多数の本も書き、TV等にもよく出ていた著名な先生の弟子であることも伝え聞いた。

私も、その有名な先生の書かれた本も何冊か読んでいた。でも、こちらで想像していた事と実態は違うのかも知れないと思われ、その先生に対する興味も失われた。

それから、相手側弁護士との書面でのやりとりが何回も繰り返されていった。

相手の申し出に対して反駁する。
反駁に対して反駁してくる。

何回もやりとりしているうちに、不思議なことに、徐々に二千五百万円、一千万円と減額の提示があった。

提示金額がこんな簡単に段階的に減っていくのも、なんだかなあと思いつつ、申し出は、その都度、拒否した。

何も、心にとがめることはない。

電話での話を含め6,7回ぐらいの書面のやりとりがあり、最後は、相手側から50万円での和解案が示された。

それでも、納得できなかった。

県外にある裁判所の法廷に立とうと思った。
いや、法廷に立つことに楽しみさえ覚えた。いい勉強になるだろう。

そうこうしているうちに「もう、この辺りでいいのでは」という意見が出た。

直接の担当者として「納得できない」と思ったものの、和解することに同意した。



「こちら側としては理不尽な言いがかり」を、ほぼ全面的に解決することができた理由は、日々記録していたノートや手帳類の存在が大きかった。反駁書のネタ元は、すべて日常の記録からであった。
 記録がなかったら、何も反駁することはできなかった。記録類が残っていたから、理不尽な言いがかりをかわすことができた。

 こういった危機管理は、日常の継続的な記録からはじまる、といってよい。

 そして、法律の細かいことはわからなくとも「筋の通らないことはやらない」という基本姿勢が必要だと改めて思った。
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