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土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
コンクリート。
2008-10-29-Wed  CATEGORY: 建設
   コンクリートというものは、砂利、セメント、砂に、水を加えて混ぜて反応させたもので、無機質そのものだけれど、その形態を見ると、あたかも「生き物」のようにみえてくる。

これを観て「コンクリートは生きている」という擬人的な表現を使う人もいる。

 多分、地球上にある「モノ」は、無機質・有機質に関係なく、ある原則のもとに存在しているのではないだろうか。その原則とは、仏教でいう「諸行無常」であり、自然界でいえば「春・夏・秋・冬」の繰り返しである。それが、大原則としてあって、すべても「モノ」が、あたかも「生き物」のように見えてくるのだと思う。

 コンクリートに戻る。

 人間にとって「いいコンクリート」というのは、強くて、永く使われことが出来るコンクリートであるが、これを造るときは、やはり、手間ひまをかけることが大切になる。

 「いいコンクリート」は、社会の荒波に送り出すといった子供から大人に育てるのにも似ている。ただ、コンクリートは生き物ではないので、過保護に育てることが、人間の子供とちがうところだといえる。

 たとえば、少ない水で練って打設する、打設したあとは「保温」をしながら、たっぷりの水を与えてあげる。

 一人前(所定の強度が出るまで)になるまで、できるだけ、ゆっくりと時間をかけて育てて(養生)あげれば、いいコンクリートになる。

 コンクリートは、いい材料を使い、性能の高い工場で、熟練したプラントマンの操作で計画どおりのコンクリートを製造し、できるだけ早く現場に運び、熟練した職人の手によって、いい打ち込みを行い、一人前になるまで、ゆっくりと育てる、しかし、このうち、一つでも、不具合があると、うまいコンクリートはできない。

 コンクリートというのは、川上から川下まで、手の抜けない正直なモノだなあ、と思うこの頃である。
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