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土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
落語好き。
2009-02-12-Thu  CATEGORY: 地域社会
 落語が好きだ。
 
 好きになったきっかけは、白黒TVで見た、桂米朝さんの落語だ。

 そのあと、米朝さんの落語を聴くようになった。

 圧巻は、地獄八景亡者戯である。


 この落語の「まくら部分」で、飛脚の話が出てくるのがある。

 飛脚は、今の郵便配達、宅配人みたいな職業で、頼むとする自らの健脚を駆使して、ほぼ一日、駆けている仕事だ。

 ある飛脚が「急げ、急げ。近道、近道」と言いながら、野越え、山越え、走っていたら、急に便意を催した。先を急いでいたものの、仕方なく、近くにあった厠に走りこんだ。
 用をたそうと、しゃがんだ瞬間、ふところに入れていた、弁当のおにぎりが、すとんと落ちてしまった。
 それを見た飛脚が「あっ、近道だ」というような小咄が印象に残っている。


 志ん生の落語に「黄金餅」がある。

 このなかで志ん生が、さりげなく「ひとにするんじゃねえ。みんな自分にするんだ」というシーンがある。よく、聞いていないと聞き逃すかもしれないぐらい、さらっと、しゃべっている。

 あらすじは、こうだ。

 裏長屋の住人で、ケチで有名な、西念という乞食坊主が亡くなる。

 死ぬ前に、隣の金兵衛が餅がたらふく食いたいという西念の願いを聞き届けてやる。大量の餅をどうするのかと、金兵衛がのぞいていたら、西念は貯めたお金を餅の中に押し込んで、ぜんぶ食べてしまう。死んでも、人様に金を取られたくないという生き様である。

 それを見ていた金兵衛が、腹の中に入れた金を手に入れようと苦心して、手にする。

 それを元手に「黄金餅」という餅屋を店を出して、繁盛するという後日談のある咄である。

 西念が亡くなる。

 金兵衛が大家に「西念が、まいっちまったよ」と知らせる。

 大家は「そうか、それはかわいそうなことになっちまったなあ」と長屋の住人を集める。

 「長屋のみんなで葬式を出してやろうじゃねえか」

 「ひとにするんじゃねえ。みんな自分にするんだ」 と大家が言う。

 この落語そのものについての感想は、沢山出ているので、そっちに譲るとして、私は、この「ひとにするんじゃねえ。みんな自分にするんだ」という言葉に、反応してしまうのである。



 

 
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