土木建設業に従事していますが、専門分野のことは少なくて、昭和のこと、故郷・徳島のこと、延岡のこと、雑多なことを自分の記録として日記代わりに書いています。St.3bの「がんサバイバー」でもあります。
 日々(いや、気のむくままに)読み書き
コンクリート打込。
2009-09-26-Sat  CATEGORY: 建設
 今日は、ある、コンクリート打込の流れを説明します。夏場のコンクリート打込です。
 
 まずは、コンクリートの受入検査をします。
 スランプ、塩化物量、コンクリート温度、外気温、空気量、単位水量を測定し、基準内に適合していることを確認して「打込みOKよ」ということになります。

 それに、コンクリートが出荷された時刻、現場に到着した時刻、打ち終わった時刻も、ランダムサンプリングしています。

 私は、個人的に、スランプ試験のときに、形状や表面を確認するようにしています。アバタや形崩れかがないか見ます。そのあと、タンピングをして、均等に崩れていくかどうかを見ます。

 タンピングについては、ヘンな崩れ方をするのは、ほとんど、ありません。

 しかし、表面の粗れやアバタは、各工場で、すこしずつ相違があります。やはり、いい生コンは、表面がきれいです。

 この写真の生コンは、表面の粗さが、少し気にかかります。正直いうと「うーん」になります。しかし、これは受入基準にはないので、他の数値が規格内なら、受入なければなりません。

スランプ1

 崩れ方は「いい」です。
すらんぷ

 コンクリート打込です。打設数量に関係なく、大勢の人で打設します。コンクリート打込は、いわば、最終決戦なのです。これが、もし、ダメなら、今までの苦労は何にもなりません。内部振動機も万一に備えて予備を用意しています。

コンクリート打込

 型枠の内部と外部では「叩き」が行われます。叩いて再振動をかけています。沈下ひび割れが発生しないようにしています。しかし、この「叩き」の時期のタイミングは、結構、難しいものがあります。早すぎても遅すぎても役に立ちません。この適切なタイミングは、経験と勘です。(笑)

叩き

 断面が大きく変化する箇所では、一旦、打込みを中断して、沈下させてから、打ち重ねていきます。
季節や温度にもよりますが30分から1時間程度です。

一時停止コンクリート

 打込みが終わり、表面仕上げがすむと、次は「養生」です。
 シートで覆います。
養生全景

 湿潤と保温の養生です。
 湿潤は、タンクから落差を利用して、水をしたたらせるようにしています。
 コンクリートに接する面は、プチプチシート、つまり、気泡マットで断熱します。その上に、養生マットを置き、ブルーシートで覆うようにしいすま。
湿潤、保温養生

 この、湿潤、保温の期間は、温度ひび割れ解析で決めた条件をクリアーするように、できれば、もっと、長く養生するようにします。


 このコンクリートは、夏場に打込みましたが、現在も、ひび割れは確認されていません。

 しかし、すべて、こうなるかどうかは、わかりません。いくら、念入りに施工しても、ひび割れが生じることがあります。

 その場合は、打込みした職人と私たちで「何で、ひび割れが出たのか」を考え、反省して、次の工事に活かすようにしています。

 公共土木工事におけるコンクリート施工。多分、全国、どこでも、このようなことをしていると思います。









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